ガスファンヒーターのメリット・デメリットとは?電気・ガス代、エアコンとの比較と上手な組み合わせ方を解説!

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ガスファンヒーター デメリット

この記事の監修者

有限会社安田製作所 代表取締役
東都住設協同組合 代表理事

安田 篤司

保有資格

  • 建設業関連 監理技術者
  • 管工事全般 1級管工事施工管理技士
  • ガス関連 ガス消費機器設置工事監督者
    ガス可とう管接続工事監督者
    日本ガス協会内管工事士
  • 水まわり関連 給水装置工事主任技術者
    排水設備工事責任技術者
  • 電気関連 第二種電気工事士

冬の寒い時期には暖房器具が欠かせません。その中で使い勝手の良さやすぐに暖まるパワーなどを併せ持つものにガスファンヒーターがあります。ガスファンヒーターにはメリットがある一方、デメリットも存在します。

本記事では、ガスファンヒーターのメリットやデメリットを中心に、エアコンとの比較などを解説していきます。

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ガスファンヒーターの基本的な特徴

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターは、ガスを燃焼させて発生した熱を活用していく暖房器具です。部屋を暖めるスピードが早いため、冬場に重宝するアイテムと言えます。本項目では、ガスファンヒーターの基本的な特徴をまとめました。

ガス燃焼の仕組み

ガスファンヒーターの仕組みは、都市ガスやプロパンガスを燃やして、その熱をファンを活用して広めていく仕組みです。ファンを活用するのが特徴で、この仕組みにより、一般的な暖房器具よりも部屋全体が暖まりやすくなるのです。

ガスを活用するため、燃焼効率が高いのも特徴的なほか、最近は技術も発達しより効率的に暖められるようになっています。暖房が可能になっています。

安全機能の特徴

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターには、様々な安全機能が備わっています。例えば、地震などでガスファンヒーターが転倒した際には自動消火機能があるので、うっかり倒してしまった場合も安心です。

過熱防止機能は、ファンヒーターの温度が必要以上に上がってしまった場合に運転を止めるというものです。他にもチャイルドロック機能や誤操作防止機能などがあることで、安心して使うことができます。

ガスファンヒーターのメリット

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターにはいくつかのメリットがあります。石油ファンヒーターやハロゲンヒーターにはないメリットが、ガスファンヒーターにはあるのです。本項目では、ガスファンヒーターのメリットについてまとめました。

即暖性の高さ

ガスファンヒーターの最大のメリットは、即暖性です。ガスファンヒーターのスイッチを入れるとすぐに暖かい風が出始めます。そして、あっという間に部屋全体を暖められるのです。

他の暖房器具だと部屋全体を暖めるのに時間がかかり、朝の寒い時間帯だと一定の時間、寒い状況を耐え忍ぶことになるでしょう。その点、ガスファンヒーターであればすぐに暖まるので、寒い時間を短くできます。必要な時だけ素早く暖められるのも魅力的で、効率の良さも光ります。

燃料補給の心配がいらない

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターのメリットとして、燃料補給の心配がいらない点が挙げられます。石油ファンヒーターの場合、石油を買ってきて給油を行わないといけません。この給油の作業が負担になることがあり、外に石油を置いていると給油の時間で身体が冷え切ってしまうことも十分に考えられます。

その点、ガスファンヒーターはガス栓に接続すれば簡単に使えるほか、給油のような作業が必要ありません。

ガスファンヒーターのデメリット

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターにはメリットがある一方、デメリットもあります。本項目ではガスファンヒーターのデメリットについてもまとめました。

設置場所が限られる

ガスファンヒーターの場合、ガス栓が設置されている場所でしか使用できないため、設置場所が限られるのがデメリットです。そのため、特定の場所でしか使えないため、利用したい場所があっても利用できないケースも出てきます。

例えば、子供部屋にガスファンヒーターを設置したくても、ガス栓がなければ設置はできません。新たにガス栓を設置する場合もガス配管工事が必要となるため、余計に費用がかかってしまいます。

換気が必要

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターは、ガスを燃焼させる関係で換気が必須です。

1時間に1~2回(1~2分)程度窓を開けるか、換気扇を回して部屋の空気の入れ替えが必要です。

万が一換気をしなければ、一酸化炭素中毒になり、人体に重大な事態を招きかねません。また窓を開けると乾燥もしやすくなるため、定期的に加湿を行うことも大切です。

ガスファンヒーターの利用で必要な電気代とガス代

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターを利用する際には、ガス代と電気代がかかります。電気代はそこまでかからず、ガスファンヒーターの電気代は、1時間当たり0.5円程度です。ハロゲンヒーターなどは1時間利用するだけで10数円かかり、1日8時間利用するだけで100円以上の電気代がかかりますが、ガスファンヒーターの場合は数円しかかかりません。

その分、ガス代がかかりやすく、1時間あたりのガス代は数十円程度で、天然ガスなどの費用高騰などでさらに高くなる傾向にあります。1日8時間利用すると300円以上かかってしまうため、注意が必要です。

ガスファンヒーターを計画的に活用していくほか、就寝時は換気もできないので使用をストップし、エアコンなどを活用していくのもおすすめです。

ガスファンヒーターとエアコンの比較

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターとエアコンは、それぞれ異なる特性を持つ暖房器具です。本項目ではコストや特徴の違いについてまとめました。

コストの比較

エアコンとガスファンヒーターをコストという観点で比較すると、エアコンの方がコストが低いことが言えます。エアコンの場合は1時間あたりの電気代が30~50円程度で、場所や時期によって多少の変化はあるにせよ、ガスファンヒーターのガス代と比べると若干安めです。

一方、初期費用という観点で見ると、エアコンの方が初期費用がかかりやすく、ガスファンヒーターはそこまでかかりません。実際に支払う費用を考えると、長い目で見て経済的なエアコンか、短期的に見て経済的なガスファンヒーターかの違いが見られます。

それぞれの特性の違い

エアコンとガスファンヒーターにはそれぞれ特性の違いがあります。例えば、エアコンの場合は部屋全体をすぐ暖めることは難しくても、一度暖めるとそれを維持するのに長けています。

一方、ガスファンヒーターは短時間で暖まるのが特性ですが、換気が欠かせないのがネックとなります。もちろんエアコンを使用する際も換気は時に必要ですが、絶対に換気をしなければならないというわけではありません。

就寝時にも部屋を暖かい状態にするのであればエアコン、帰宅時にすぐ暖まりたい場合にはガスファンヒーターというすみ分けもできます。

ガスファンヒーターの効果的な使用方法

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターを効果的に使用するには、エアコンなど別の暖房器具の併用も視野に入れる必要があります。本項目では、ガスファンヒーターの効果的な使用方法をまとめました。

エアコンとの併用

ガスファンヒーターは1時間あたりのガス代が高めなので、最初の30分〜1時間はガスファンヒーターを使用し、その後エアコンに切り替えるのが効率的です。エアコンの場合は一度暖めた空気を維持しやすい特性があるので、最初にガスファンヒーターで暖めて、エアコンで維持していくのが理想的です。

例えば、帰宅時にガスファンヒーターで部屋を暖め、就寝時はエアコンを用いて室温を維持していく形にすれば、コストを抑えつつ快適な空間を維持できます。

タイマー機能の活用

ガスファンヒーターを用いる際にはタイマー機能の活用がおすすめです。一定時間が過ぎたら電源が勝手に切れるようにすれば、付けっ放しによる無駄な消費のほか、一酸化炭素中毒など健康リスクを回避できます。

一方、最近のガスファンヒーターは運転開始時間もセットできるので、帰宅時間に合わせて動かし、一定時間運転したら自動消火することも可能です。タイマー機能を活用し、より便利に、無駄なく利用できるようになっています。

ガスファンヒーター選びのポイント

ガスファンヒーター デメリット

ガスファンヒーターを選ぶ際は、省エネ機能や適切な暖房能力など、いくつかポイントがあります。本項目ではガスファンヒーターを選ぶ際のポイントをまとめました。

省エネ機能

少しでもコストを下げたい場合にチェックしておきたいのが省エネ機能です。決められた室温に達したら稼働をセーブする機能があれば、必要以上に暖めず、快適に過ごせるほか、ガス代を抑制できます。

人感センサー付きの機種だと、ガスファンヒーターの周囲に人がいないことがわかると、ガスファンヒーターの運転をストップする、もしくは火力を弱めてくれます。こうした省エネ機能により、コスパよくガスファンヒーターを使うことができるのです。

適切な暖房能力

ガスファンヒーターを選ぶ際には部屋の広さに合わせて適切な暖房能力の機種を選ぶことが欠かせません。部屋の広さに見合うガスファンヒーターを選ぶことで、無駄なく暖められるようになります。

用いる環境が気密性の高い場所だと、多少規模が小さくても事足りるケースがあるため、状況に応じて柔軟に選ぶことも必要です。ガスファンヒーターには号数が設定されており、木造やコンクリートなど部屋の状況に合わせて適した号数のものを選びましょう。

まとめ

ガスファンヒーターは使い方によってはコストを抑えつつ、便利に利用できます。一方で、24時間使い続ける形だとコストもかかり、換気をしなければ健康に害を与えるため、計画的な利用が求められます。

エアコンをうまく活用することで快適に利用できるようになるため、それぞれの特性を活かす形で活用していきましょう。

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