洗濯機の水抜きのやり方とは?必要な道具や準備、かかる時間や正しい手順、注意点について詳しく解説!

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洗濯機 水抜き

この記事の監修者

有限会社安田製作所 代表取締役
東都住設協同組合 代表理事

安田 篤司

保有資格

  • 建設業関連 監理技術者
  • 管工事全般 1級管工事施工管理技士
  • ガス関連 ガス消費機器設置工事監督者
    ガス可とう管接続工事監督者
    日本ガス協会内管工事士
  • 水まわり関連 給水装置工事主任技術者
    排水設備工事責任技術者
  • 電気関連 第二種電気工事士

引越しや洗濯機の買い替えなどで洗濯機を動かす際に、事前にしておかなければならないことに洗濯機の水抜きがあります。単に水を抜けばいいというわけではなく、さまざまな手順を踏まえて準備を進めていく必要があるのです。

本記事では、洗濯機の水抜きのやり方を中心に、必要な道具や準備、かかる時間などの情報を解説しています。

洗濯機の水抜きとは

洗濯機 水抜き

そもそも洗濯機の水抜きとはどのようなことをするのか、気になる方も多いはずです。本項目ではまず洗濯機の水抜きとはどういうものなのかを解説します。

洗濯機の水抜きの概要

洗濯機の水抜きは、洗濯機の中やホース内部にある水を抜くことを指します。洗濯機にはさまざまなホースがあり、特に給水や排水にかかわるホースには水が残っていることが珍しくありません。

この状態で洗濯機を動かす場合に、中の水が一気に出てきてしまい、何らかのトラブルが生じることがあります。水抜きはこうしたトラブルを防ぐために行うため、引越しなどの際には事前に水抜きを行うことが欠かせません。

洗濯機の水抜きに必要な道具

洗濯機 水抜き

洗濯機の水抜きでは、以下の道具が必要になります。

  • ドライバー
  • タオル
  • ビニール袋
  • 洗面器など

ここからは上記の道具について解説します。

ドライバー

ドライバーはホースについたネジを外す際に用います。ホースにはがっちりとネジで固定されており、簡単に外れないような仕様です。

ネジにマッチするドライバーを使ってネジを外していき、水抜きに備えます。

タオル

洗濯機 水抜き

タオルは水抜きでぬれた際に拭くために用意します。初めて水抜きを行う際には、うっかり水をこぼすことがよくあり、全くこぼさずに行うのは難しいでしょう。

タオルがあれば、すぐに拭けるため、おすすめです。この時、使い古しのタオルを何枚か用意して多少多めにぬれても対応できるようにしておきましょう。

ビニール袋

ビニール袋は取り外したホースを入れるために用います。これらのホースは今後も使うものなので、移動させる際にはビニール袋に入れて運びます。

ビニール袋は重宝しやすく、濡れたタオルを入れるのにも役立つため、何枚か用意しておくのがおすすめです。

バケツなど

洗濯機 水抜き

水抜きで欠かせないのが洗面器やバケツなど、多くの水が入る容器です。水といっても、きれいな水が流れ出てくるとは限りません。洗濯機の中の水なので、洗剤の成分が混じっていることも多々あります。

決してきれいな水ではないため、汚れてもいいバケツを用意するのが確実です。その上で多く入るようなものを選んでおくと、水を捨てる際にも捨てやすくなります。

洗濯機の水抜きをする前の準備

洗濯機 水抜き

洗濯機の水抜きをいきなり行うのは得策ではありません。いくつかの準備をしておく必要があります。本項目では、洗濯機の水抜きをする前の準備を解説します。

洗濯機周辺を整理整頓する

洗濯機の水抜きでは、周囲に水がこぼれる可能性があるため、周辺を整理整頓するのがおすすめです。多くの家では洗濯機周辺にさまざまな用品を置いていることが一般的で、洗剤などが置かれていることも多々あります。

これらのものが濡れて面倒なことになる前に、洗濯機周辺を整理整頓しておき、こぼれてもいい状態にしておきましょう。

蛇口を閉める

洗濯機 水抜き

洗濯機の水抜きでは、給水のためにある蛇口を閉めることが必須です。給水用にあるため、基本的に蛇口は開きっぱなしになっており、給水ホースを外した瞬間、水が勢いよく出てきてしまいます。

すぐに蛇口を閉めたとしてもそれなりの水が床に落ち、最悪の場合は下の階への浸水も想定できます。そうならないためにも、作業を行う前には必ず蛇口を閉めることが必要です。

洗濯機の水抜きの正しい手順

洗濯機 水抜き

ここからは洗濯機の水抜きの正しい手順について解説します。さまざまな方法がありますが、ここでは一般的な水抜き方法を手順にしました。

給水ホースの水抜きを行う

まず最初に行うのが給水ホースの水抜きです。給水ホースの場合は最初に水道栓を閉めてから、洗濯機をおよそ2分程度動かします。すると、給水ホースの中にある水が抜けるので、そこで電源をオフにしましょう。

ただ念のため、ホースから外す際には、タオルで押さえながらホースを外すのが確実です。動かしているとはいえ、それでも一部の水が残るため、タオルを活用しながら外してできる限りこぼさずに済みます。

洗濯槽の水抜きを行う

洗濯機 水抜き

洗濯槽の中にある水抜きも必要です。洗濯槽の中の水抜きで行うのは脱水です。できる限り短い時間で脱水を行い、洗濯槽の中にある水を抜いていきます。

脱水が終われば、洗濯槽の中に残った水滴などをふき取っていけば終了です。ドラム式洗濯機の場合、バランスをとるためにある液体があり、それが水の流れるような音となって出る場合があります。この場合は水抜きとは関係ないので、特に気にする必要はありません。

排水ホースの水抜きを行う

次に行うのが排水ホースの水抜きです。排水ホースの水抜きでは、まず排水口から排水ホースを抜き出し、ホース内の水を出していきます。中の水を出しやすくするために洗濯機を動かすなどして出しやすくするのがコツです。

その際、一気に水が出てくる可能性があるため、慎重に水抜きを行っていき、大きめのバケツを用意しておくのがおすすめです。

ホースをまとめ、タオルで周囲を拭く

水抜きが終わったら、中に水が残っていないかを確認してからホースをまとめます。引越し後に設置する際に部品がなくなると最悪の場合は動かせなくなるため、ビニール袋に入れておきましょう。

その後、周辺が濡れていないかを確認し、念入りに拭いていけば問題はありません。

洗濯機の水抜きにかかる時間

洗濯機 水抜き

洗濯機の水抜きをするのにかかる時間は、長くても1時間程度です。これは主に3か所の水抜きを行う際に、洗濯機を動かす時間がさほど長くないからです。場合によっては洗濯や脱水で動かすのにそれぞれ数分程度で済んでしまいます。

一方、念入りに水抜きを行いたい場合には、長めに動かすのもおすすめです。長めに動かす場合にある程度時間がかかるようになりますが、それでも1時間程度の時間で水抜きは終わります。

半日もかかるような大掛かりな作業ではないため、少し時間を見つけてその中で行っていくような形がいいでしょう。

洗濯機の水抜きをする際の注意点

洗濯機 水抜き

最後に洗濯機の水抜きをする際の注意点をまとめました。

  • 凍結している場合には氷を溶かすことが優先される
  • ゴミがないかを確かめる
  • 引越し前日には水抜きを終わらせる

凍結している場合には氷を溶かすことが優先される

屋外に洗濯機を設置している場合、特に寒冷地において屋外に洗濯機を設置していると、時期によってはホース内の水が凍結されていることもあります。この場合にはいきなり水抜きをするのではなく、まず氷を溶かすことが最優先です。

しかも、氷を溶かすのは熱湯をかけるような形だと故障しかねないため、ぬるま湯ぐらいの温度のお湯を用意してある程度時間をかけて溶かしていくのがおすすめです。溶けた水がどんどん流れ出てくる可能性があるため、バケツなどを用意しておき、すぐにタオルをあてがえるようにしておきましょう。

凍結しているケースでは、普段の水抜きよりもある程度時間がかかるため、2〜3時間ぐらいの時間を見積もって準備を進めるのがいいでしょう。

ゴミがないかを確かめる

洗濯機 水抜き

洗濯槽の水抜きがなかなかうまくいかないことがあります。これは洗濯槽に設置されたゴミフィルターなどにゴミがあり、排水しにくい状態になっているためです。

フィルターの掃除を行って排水ができるようにしましょう。それでもなかなか水抜きができない場合には専門家に依頼を行い、安全に水抜きをしてもらうのが確実です。

引越し前日には水抜きを終わらせる

水抜きは1時間程度で終わるため、引越し当日でもできないわけではありません。しかし、引越し当日は予想以上にバタバタするため、水抜きを丁寧に行っている場合ではなくなります。

慌てて作業を行い、電源を濡らしてしまう、大量に水をこぼしてしまうといったことも十分に考えられます。そのため、引越し前日に水抜き作業を終わらせるのがおすすめです。

万が一引越し当日まで水抜きをし忘れていた場合でも、引越し業者によってはすぐに対応してくれる場合があります。むしろ引越し業者の方がテキパキと行動するため、ものの30分程度で済ませてくれるケースもあるでしょう。とはいえ、引越し前日に済ませておくのがいいです。

まとめ

洗濯機の水抜きのやり方は決して難しいものではなく、誰でも簡単に行えます。とはいえ、準備を怠ると水を大量にこぼして、問題になりかねないため、入念な準備が必要です。

あとは引越し前日までに丁寧に作業を重ねて、引越し先でも使えるように部品をまとめてすぐ運び出せるようにしましょう。

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