お風呂のシャワーホースの交換方法とは?注意点や費用相場、自分で行う方法や交換目安、お手入れ方法を解説!

この記事の監修者

有限会社安田製作所 代表取締役
東都住設協同組合 代表理事
安田 篤司
保有資格
- 建設業関連 監理技術者
- 管工事全般 1級管工事施工管理技士
-
ガス関連
ガス消費機器設置工事監督者
ガス可とう管接続工事監督者
日本ガス協会内管工事士 -
水まわり関連
給水装置工事主任技術者
排水設備工事責任技術者 - 電気関連 第二種電気工事士
湯船には浸からずともシャワーだけは浴びるという方も多いのではないでしょうか。ほぼ毎日使うと言っても過言ではないシャワーにおいて、経年劣化が心配されるのがお風呂のシャワーホースです。
本記事では、お風呂のシャワーホースの話題を中心に、交換方法や交換の際の注意点、自分で行う方法などをまとめました。

シャワーホースを交換する目安

シャワーホースは日々使用する中で劣化しやすい部分のひとつです。 例えば、ホースに裂け目が入ったり、ゆるみが生じたりして水漏れが起きるケースも考えられます。
本項目では、シャワーホースを交換する目安について解説します。
シャワーホースの劣化を見極めるポイント
シャワーホースの劣化を見極めるポイントとして、水漏れの有無が挙げられます。特にホースから水漏れが生じている時点で何らかの劣化が起きていることは明らかです。こうした目に見える損傷で判断するのが確実と言えます。
一方、シャワーを動かす中でホースが硬く、使いにくさがある場合も何らかの劣化が生じているケースが考えられます。シャワーホースに関するちょっとした違和感を感じ取ることが重要です。
水漏れはなぜ起きるのか

シャワーホースからの水漏れにはいくつかの原因が考えられます。最大の要因は経年劣化です。シャワーホースは一般的に5年程度が寿命とされており、継続して用いる中で自然と劣化するのが普通です。
加えて、熱いお湯や冷たい水などを交互に用いることで、ホースの素材に様々な影響を与えます。他にはシャワーの水圧や使用頻度、ホースをねじるような形で用いる使用法などもダメージを蓄積させ、結果として水漏れにつながるのです。
シャワーホースの交換にかかる費用は?

シャワーホースを交換する際の費用は、選ぶ製品の価格や交換方法によって異なります。例えば、プロに依頼する場合、1~2万円程度かかります。プロへの依頼ではシャワーホースの費用のほか、基本料金、作業費、出張費などがかかるため、諸々積み重なると、1~2万円程度となります。
一方、自分で交換する場合、必要となるのはシャワーホースの費用ぐらいなので、数千円程度から1万円程度で済みます。工具を新たに買うとしても、1万円を少し上回る程度で済むため、費用だけで見れば、自分で交換をするのが経済的です。
シャワーホースを自分で交換する方法

シャワーホースの交換はDIY初心者でも比較的簡単に作業がしやすいとされています。本項目では、自分で交換する際に必要なアイテムや方法をまとめました。
交換に必要な工具など
シャワーホースの交換作業において、新しいシャワーホースのほか、モンキーレンチやプライヤー、シールテープなどが必要です。 新しいシャワーホースに関しては既存の設備に適合するものを選ぶことが求められます。
また古いホースを取り外す際に古いホース内の水漏れを防ぐため、バケツやタオルも用意しておくと便利です。
安全かつ確実に交換するための手順

ホースの交換を確実に行うには、水道の元栓を締めてから作業を行うのがおすすめです。モンキーレンチなどを用いて古いホースを外したら、接続部分をきれいにします。その後、取り付けに必要な部品を装着してから、工具を用いて締め付けていけば完了です。
締め付ける際についつい締めすぎてしまう人がいますが、プラスチック部分が破損する恐れがあるため、外れない程度に締めれば大丈夫です。
シャワーホースの交換時の注意点

シャワーホースを交換する際には、いくつかの注意点があります。本項目では、シャワーホースの交換時の注意点についてまとめました。
正しいサイズと規格のホースを選ぶ
シャワーホースは、メーカーによって接続部分のサイズや規格が異なるため、購入前にしっかり確認をしなければなりません。日本製や海外製などで規格が異なり、せっかく高級なシャワーヘッドなどを購入したのにサイズが合わないということも考えられます。
また新しいホースの長さが短すぎず長すぎず、ちょうどいい長さかどうかも確かめましょう。
管理会社・オーナーの許可を取る

賃貸物件の場合、お風呂のシャワーホースは管理会社もしくはオーナーの所有物という扱いになるため、たとえ修繕が必要な状態であったとしても、まずは管理会社やオーナーの許可が必要です。
許可を取る際、管理会社やオーナーの指示に従うのが確実で、自ら交換をする場合には前のシャワーホースを捨てずに残しておくことが大切です。
シャワーホースの寿命はどれくらい?

シャワーホースの寿命は、使用頻度や環境によって異なりますが、シャワーホースの材質によっても多少の違いが見られます。本項目ではシャワーホースの寿命を解説します。
塩化ビニール製やゴム製のホースの場合
一般的なシャワーホースは塩化ビニールやプラスチック、ゴムで作られています。これらのホースの場合、一般的な寿命は約5年程度です。長く使っていく中で劣化が進み、プラスチックやゴムが硬くなり、柔軟性を失ってひび割れを起こしやすくなるのです。
ステンレス製のホースの場合
外側がステンレスのホースの場合、ステンレス特有の錆びにくさがプラスに働き、寿命は長く、10年程度持つことがあります。塩化ビニールなどと違い、使っていく中で硬くなって柔軟性を失うようなことがありません。
一方で、ステンレス製のホースも内側はゴムのチューブになっているため、外側のひび割れこそ起きにくいものの、内側のゴムは確実に劣化します。ゆえに一度ステンレス製のホースに交換したら二度と交換しなくていいというわけではありません。
シャワーホースの交換時期にも影響する長持ちさせるお手入れ方法

シャワーホースを長持ちさせるためには、日常的なお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。本項目では、シャワーホースを長持ちさせるコツなどをまとめました。
定期的に行うべき清掃方法
シャワーホースは使用後にホースについた水分を落とすだけで、カビや汚れを防ぎます。また、汚れを落とすため、スポンジにお風呂用の洗剤をつけてホースを磨き、シャワーで洗い流して乾拭きをするのがおすすめです。
洗剤を使った清掃方法は週1回程度で問題なく、あとはお風呂の換気を毎日行うことでカビの対策にもつながります。
劣化を防ぐための日常的なケア
シャワーホースを長持ちさせるには、物理的なダメージをできるだけ避けることが大切です。特にシャワーホースを無理に引っ張ったり、ホースを長時間折り曲げたりすることは避けましょう。
また、シャワーを使用した後はシャワーヘッドホルダーに戻すことも必要です。シャワーヘッドを床などに直置きすると、ホースに余分な負担がかかる場合があります。負担をかけないようにするため、使用後はホルダーに戻しましょう。
シャワーホースの交換をプロに頼むべきケースとは?

シャワーホースの交換はDIYで比較的簡単に行えます。一方で状況によってはプロに依頼する方が安心です。本項目ではプロに頼むべきケースをまとめました。
自分で交換できないようなトラブルがあった場合
想定される寿命以上にシャワーホースを使っていた場合、接続部分がかなり固く、固着しているケースが考えられます。力ずく外すのが怖い場合にはプロに依頼するのが確実であり、安心です。
一方、シャワーホースからの水漏れがホースに限らず、配管にまで及んでいるケースもあるでしょう。その場合は自分だけで対応を行うのは不安であり、何らかのトラブルも考えなければなりません。他にも適切な工具が手元にない場合や、初めての交換作業に不安がある場合などは無理をせずプロに相談しましょう。
信頼できるプロを選ぶためには?
シャワーホースの交換において、プロに交換を依頼する際には事前に口コミや評判を確認し、適正な料金設定をしているかチェックしましょう。また、作業前に見積もりを行うことも必要です。見積もりに関しては複数のプロに打診を行い、追加料金の支払いや作業内容を明確にしておくことも大切な要素となります。
信頼できるプロを選ぶことで、安心して交換作業を依頼できます。値段だけで判断せず、口コミ・評判や相談時の対応などを総合的に判断することをおすすめします。
まとめ

お風呂のシャワーホースを一度も交換したことがないという方も多いのではないでしょうか。その中で水漏れが目立つような場合にはシャワーホースが劣化し、寿命よりも長く使っている可能性が考えられます。
交換自体はDIYで比較的簡単に行える一方、プロに依頼した方が確実です。水回りのことで他にも不安な要素があり、見てもらいたい箇所がある場合には、シャワーホースの交換とセットで依頼を行うのが効率的かつ合理的と言えるでしょう。
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