ディスポーザーとは何?仕組みや使い方、メリット・デメリットから設置費用の相場や注意点を解説!

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ディスポーザーとは

この記事の監修者

有限会社安田製作所 代表取締役
東都住設協同組合 代表理事

安田 篤司

保有資格

  • 建設業関連 監理技術者
  • 管工事全般 1級管工事施工管理技士
  • ガス関連 ガス消費機器設置工事監督者
    ガス可とう管接続工事監督者
    日本ガス協会内管工事士
  • 水まわり関連 給水装置工事主任技術者
    排水設備工事責任技術者
  • 電気関連 第二種電気工事士

ディスポーザーは台所の排水口にあるもので、料理などで出た生ゴミを捨てることができる便利なツールです。ディスポーザーがどのような仕組みになっているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事ではディスポーザーとは何かを中心に、仕組みや使い方、メリット・デメリットなどをまとめました。

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ディスポーザーとは?基本的な仕組みと役割

ディスポーザーとは

ディスポーザーは料理や残飯などの生ゴミを粉砕しつつ、水と一緒に流すことができるツールです。本項目ではディスポーザーの基本的な仕組みや役割についてまとめました。

ディスポーザーの仕組み

ディスポーザーは、モーターで動く刃・ディスクなどが備わっており、生ゴミを投入すると刃やディスクが回転して生ゴミを細かく粉砕します。粉砕された生ゴミは水と一緒に流され、下水道で処理されます。

基本的には野菜やご飯など比較的軟らかい生ゴミに適しており、魚などの骨やゴボウなど繊維質の多いものを入れると、場合によってはディスポーザーを傷めることにつながるでしょう。そのため、ディスポーザーに対応する生ゴミの種類を事前に確認し、正しく使用することが重要です。

なぜディスポーザーが便利なのか?

ディスポーザーとは

賃貸物件を始め、新しく建てられたマンション、一戸建てに導入されることが多いディスポーザーですが、生ゴミを減らせるのが重宝される要因です。生ゴミは放置すると臭いを発生させるほか、害虫を誘発する状況を生みだしかねません。

特に、夏場などは生ゴミを多少放置させるだけで悪影響が出やすくなります。ディスポーザーがあれば、生ゴミの量をある程度抑制できるため、近年注目されています。

ディスポーザーの使い方とは

ディスポーザーとは

ディスポーザーは正しく使うことで、安全性を確保しつつ快適に利用することが可能です。基本的な操作は簡単ですが、間違った使用方法は機器の故障や下水道に悪影響を与える恐れにつながります。ここからは安全で効果的な操作方法を詳しく解説します。

正しい使用手順と操作時のポイント

ディスポーザーはまず水を流しながら、生ゴミを投入します。その後電源を入れることで、生ゴミの粉砕が始まります。終わったら、電源を切り、水をしばらく流していけば完了です。

ポイントは無理に詰め込まないことで、生ゴミを少しずつ投入していき、一気に入れないようにします。あとは粉砕し終わって流せたのを確認して新しいのを入れていくという形で大丈夫です。

注意すべきこと・入れてはいけないもの

ディスポーザーとは

ディスポーザーには基本的に硬いものを入れることができません。例えば骨や貝殻などはディスポーザーを傷つけ、故障につながります。他にも大量の油脂は下水管にこびりついてしまい、詰まらせる恐れがあります。

あくまでもディスポーザーは生ゴミを入れるために存在しているので、生ゴミ以外のゴミを入れるのは絶対にやめましょう。また、ディスポーザーを掃除するために強アルカリ・強酸性の洗剤などを入れるのもいけません。

ディスポーザーのメリットとは

ディスポーザーとは

ディスポーザーは、キッチンの快適性を大幅に向上させるアイテムです。 特に、生ゴミの臭いや害虫の発生を防ぎ、日々の家事をスムーズにする利便性があります。

本項目では、ディスポーザーのメリットについてまとめました。

生ゴミ処理が簡単になる

ディスポーザーを用いることで生ゴミを手軽に処理できます。生ゴミを処分できるため、ゴミの量を抑制でき、ゴミ出しの手間も省けます。

例えば、共働きで家事の時間を少しでも減らしたい場合、ディスポーザーで処分できるようになれば、時短につながります。加えて、キッチンの衛生状態を保てるので、導入のメリットは大きいと言えるでしょう。三角コーナーも不要になり、シンクを広く使えるのも魅力です。

臭いや害虫の発生を防ぐ

ディスポーザーとは

生ゴミを即座に処理できることで、キッチンからの臭いや害虫の発生を防ぐ効果があります。 特に夏場の場合は高温多湿になりやすく、臭いや害虫の発生を誘発しやすくなります。

他にも排水口の管理もしやすくなり、ぬめりなどを防げます。快適にキッチンを使えるという点において導入の価値があると言えるでしょう。

ディスポーザーのデメリットとは

ディスポーザーとは

ディスポーザーは便利な機器であることは間違いありません。一方で、ディスポーザーにはいくつかのデメリットがあります。本項目では、ディスポーザーのデメリットについてまとめました。

動作音や電力消費

ディスポーザーはモーターを用いて生ゴミを粉砕するため、稼働させるとモーターの音などが生じやすく、その音が若干大きめです。特に静かな環境で使用する場合、気になることもあるでしょう。深夜にディスポーザーを使うと、寝ている家族の安眠を妨害する可能性も考えられます。

また、電力を使用する関係で、頻繁に使用すると電気代が多くなります。一定の頻度であれば大きくはかからないものの、過度に使えばその分電気代に直結するので注意が必要です。

どこでも設置できるとは限らない

賃貸物件などにお住まいの方がディスポーザーを設置したいと思っても、条件によっては設置できないケースがあります。自治体によって設置を認めるケースと認めないケースがあるためです。設置を認めない自治体にお住まいの場合には、ディスポーザーをつけたくてもつけられないケースが出てきてしまいます。

一方、ディスポーザーの種類によっては生ゴミと水を別々に分けるなどして、処理ができるケースもあります。

ディスポーザーの設置方法と費用相場

ディスポーザーとは

ディスポーザーを設置する際にはまず自治体の規制を確認し、設置できるかどうかを調べます。設置に関してはプロに依頼を行い、さまざまな段取りをつけていくことになるでしょう。一方、ディスポーザーの設置条件として、シンク下のスペースの確保や排水口や排水管の形状のチェック、電源の確保などをクリアしなければなりません。

一方、ディスポーザーの費用相場はそこまで高くなく、本体価格だけで高くても10万円程度で、安いと5万円を超える程度で済みます。これに工事費が加わりますが、工事費も数万円前後が目立ちます。そのため、多くても20万円程度あれば、ディスポーザーの設置ができるでしょう。

ディスポーザーの維持費とランニングコストとは

ディスポーザーとは

ディスポーザーを使用する際には、電気代や水道代、さらに消耗品やメンテナンス費用が発生します。これらのランニングコストを捉えることで、長期的な費用を見積もることも可能です。

本項目では、維持費・ランニングコストについてまとめました。

電気代や水道代

ディスポーザーは電力を使用するため、電気代がかかります。1回使用するごとに数円程度かかるため、1日3回程度であれば10数円となり、1か月で500円程度の電気代で済みます。

水道代もかかりますが、それほど多くの水を使うわけではないため、そこまで大きくはかかりません。ただいずれのケースも1日数回程度を想定しており、過度に使えば、どちらも多くかかってしまうので注意が必要です。

交換費用・修理代

ディスポーザーには刃やディスクが必要であり、これらが消耗するケースが出てきます。消耗してしまうとスムーズな動作が難しくなるため、定期的にチェックを行い、場合によっては交換が必要です。 

例えば、刃が折れてしまった場合、部品代として1万円程度がかかるほか、修理代で同程度の費用がかかるため、交換や修理で数万円の出費を想定しなければなりません。

ディスポーザーのメンテナンスと清掃方法

ディスポーザーとは

ディスポーザーを長持ちさせるためには、日常的なメンテナンスと清掃が欠かせません。本項目では、ディスポーザーのメンテナンスと清掃方法についてまとめました。

定期的な清掃の方法と頻度

ディスポーザーは、週に1回程度の清掃がおすすめです。 強アルカリや強酸性の洗剤を用いると悪影響を及ぼすため、クエン酸や重曹といったものを使ってディスポーザーの内部を洗浄する必要があります。結果として汚れや異臭を防げるほか、自然由来だからこそ、安全に用いることが可能です。 

また、氷を用いることでディスポーザー内部の汚れを安全に落とすことができます。氷にクエン酸を入れるような形であれば、より効果的な清掃につなげられます。

ディスポーザーに関するメンテナンスのコツ

ディスポーザーを用いる場合、硬いものや大量の油脂を入れないように注意するのが第一です。正しい使用方法を守り、定期的に掃除を行っていれば、そう簡単に壊れるものではありません。

ディスポーザーの寿命はだいたい7~10年とされており、丁寧に用いていれば7~10年は使えるでしょう。あとは年に1回定期的な点検を行うのもおすすめです。プロに依頼をすれば、点検を行ってくれるので不具合などの有無をチェックしてもらいましょう。

まとめ

ディスポーザーはとても便利なアイテムです。あとは正しく使用し、定期的なメンテナンスを重ねていけば、快適に利用できます。自宅に設置できるかどうかを確認し、設置できる条件が整っていれば設置をおすすめします。

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